この記事は昨日書いた下記の記事の続きになります。引き続きアンジェラとスペクトラムを使いながら、カードを評価し終えたらどのようにデッキを組んでいくのかと、最終ターンについて実戦例を挙げながら説明していきます。

昨日の内容を簡単におさらいしておくと、まずアンジェラはそのレーンで後から2枚カードをプレイできれば他の2コストのカードより強力になるけれど、反面力を発揮させようと思うとそのレーンにカードを投資する必要があるので他のレーンが手薄になりやすくなる。そしてスペクトラムは永続カードが場に4枚以上なければ合計パワーが同コストのバニラカードであるハルクを下回る。そういう話をしました。
デッキの組み方
使用したいカードの欠点を隠せるカードを探そう
今回はアンジェラとスペクトラムが使用したいカードです。先ほどおさらいしたようにこれらのカードには欠点がありました。欠点があるカードを使用する場合は、できるだけそれを補うことができるカードを採用しておくと戦いやすくなります。
ミスター・ファンタスティックとクロウ
アンジェラのレーンにカードを出すと他のレーンが手薄になる問題は、アンジェラのレーンにカードを出しながら他のレーンも強化できれば解決します。
ミスター・ファンタスティックとクロウのカードはプレイしたレーン以外を強化することができ、また効果との合計のパワーがそのコスト帯のバニラカードを上回っています。しかも効果が永続効果なのでスペクトラムの効果の対象となります。このように使いたいカードの欠点を補え、そもそも単体としても評価できるカードはぜひ採用しましょう。


使用したいカードと相性の良いカードを探そう
ネイモア
そのレーンに他のカードが存在しない場合にはパワーが+5点され4コストで10点のパワーを持つこととなる永続効果を持ったカードです。このネイモアに1レーンを預けることができれば、アンジェラのレーンにカードを集めやすくなります。
ネイモアは単体では扱うのが難しいカードですが、先ほど挙げたミスターファンタスティックやクロウ、そしてスペクトラムの効果ならばネイモアを出したレーンにカードをプレイしなくてもネイモアのいるレーンを強化することができます。そういうわけで、ネイモアはこのデッキと特に相性の良いカードと言えます。

永続効果を持った低コストのカード
スペクトラムを活躍させやすくするためには、永続効果を持ったカードを複数枚プレイさせる必要があります。当然低コストのカードでなければ複数枚並べることは難しいため、手持ちの永続効果を持った低コストのカードを採用していきます。






カードを評価する際には別のカードの効果を理由に評価することは避けましょう。たとえば、コロッサスはスペクトラムを使用すればパワーが5点になりますが、スペクトラムによるバフはあくまでスペクトラムのカードの効果によるものですから、スペクトラムを評価する際にだけ考えるようにしてください。
デッキのバランスを見ながらメタカードなどを採用しよう
永続効果を持った1コストのカードをアントマンしか所持していなかった関係で1コストのカードが不足しているため今回は残りの1枠に1コストのカードを採用することにしました。


完成したデッキ
結局このようになりました。ここからはこのデッキを用いて、MARVEL SNAPの最終ターンの実戦例を紹介していきます。


最終ターンの実戦例
ケース1
お相手のデッキは移動カードを使ったデッキでした。移動カードを使用するデッキを相手にした場合、最終ターンには何よりもまずヘイムダルを警戒しないといけません。


この局面で対戦相手がヘイムダルを使うなら右のレーンに出すのが賢明なため、スペクトラムも右に出すのが正解です。ちなみにこの対戦では仮にスペクトラムを左に出していても、アンジェラの7点とスペクトラムの合計15点が輝き40対38の得点差でギリギリ勝利できます。ナキアの対象がヘイムダルだったら引き分けだったけどね。
ケース2
最終ターンにいくつか負け筋がある状態です。


左のレーンにクロウかハルク、右のレーンにヘイムダルで敗北です。それ以外なら勝てそうです。特定のカード以外なら勝てそうで、しかも相手はこれらのカードを採用していなさそうなデッキなので撤退せず勝負します。この試合ではお相手が撤退されました。なおこの試合は珍しく途中でシャン・チーを喰らった!
ケース3
左には影響力の極めて高いニューヨークのロケーションがあり、どうすれば良いのか全くわかりません。しかしそれはお互い様です。

2枚目のデビルダイナソーを考えたり、ネイモアを左に移動させようか悩んだりしていたら時間が無くなり、結局全然分からないまま中央にスペクトラムを投げました。左にアーマーを移して左にスペクトラムが良かったでしょうか。
今回3例紹介しましたが、この最終ターンの判断がしっかりできないと勝てる試合も勝てなくなるので、個人的にはSNAPはあまり使わず(お相手が撤退する可能性が上がると思われるので)結末を見届ける回数を増やすほうが早く上達できるのではないかなと感じています。
それではまた。
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